藻岩山標高 | 531、03M | ||
位置 | 北緯43度01分05秒 東経141度19分31.9秒 |
位置は、札幌市南区にある標高531mの山である。 札幌の中心から南西、南南西にあり、20世紀後半になって高い建物が林立する以前は、街からよく見えた。 展望台とスキー場によって、札幌市民と観光客の行楽地になっている。 山の基盤は第三紀の中新世末から鮮新世に浅い海底で噴出した溶岩でできた西野層である。 その後第四紀におきた三度の噴火が安山岩から成る山を作った。山体の大部分は二回目の噴火による。 藻岩山は、浅く広い谷をはさんで尾根を東と南東に伸ばす。 山の北東面はすっきりした傾斜を持って、豊平川扇状地に面する。 山に近いところが山鼻という地域で、その北に札幌市中心部がある。 市街にビルが立ち並ぶ以前に札幌の人々が馴染んだ藻岩山の姿は、この方面から見たものである。 東に伸びる尾根は札幌市街方面から見ると、裾野で長く平らに伸び、先端が急に落ちて見える。 古くはこの形から尾根の先端を「軍艦岬」と呼んだ。岬とは呼ばれるが崖下を流れるのは山鼻川である。 南東側の尾根も崖で終わり、崖下を豊平川が流れる。長く通行困難で、南の藻岩地区を札幌から切り離していたが、現在は国道230号が通じている。 二つの尾根にはさまれた浅い谷は藻岩下という地区で、山鼻川が流れ出る。 北西と西は後志山地で、藻岩山は山地の東の端に位置する。 |
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